平井精密工業は、表面処理の鍍金（メッキ、めっき）加工の対応を行っております。エッチング加工との複合加工として、メリットを出す事が出来ます。

鍍金（メッキ、めっき）とは、表面処理の一種で、素材の表面に対して異種の金属または合金の薄い膜を形成させる加工技術です。鍍金（メッキ、めっき）にも様々な種類がありますが、平井精密工業が対応できる鍍金（メッキ、めっき）は大きく分けると電解鍍金（メッキ、めっき）、無電解鍍金（メッキ、めっき）となります。

【電解鍍金（メッキ、めっき）】
電解液の中で鍍金（メッキ、めっき）をしたい金属に電気を流して析出させ、薄い被膜を形成させる加工方法です。用途として、機能的な鍍金（メッキ、めっき）がメインで、リードフレームやヒートシンクなどに使用されております。

【対応可能な電解鍍金（メッキ、めっき）】
ニッケル（Ni）：電解Ni（半光沢）、電解Ni（光沢）
金（Au）：軟質Au、硬質Au
銀（Ag）：Ag（光沢）、Ag（無光沢）、Ag（半光沢・要相談）
銅（Cu）：Cu（無光沢）、Cu（光沢）
錫・すず（Sn）：Sn（無光沢）、Sn（光沢）
パラジウム（Pd）：Pd（無光沢）
ニッケル（Ni）、パラジウム（Pd）、金（Au）：PPF（Ni/Pd/Au）

【無電解鍍金（メッキ、めっき）】 薬液の中に鍍金（メッキ、めっき）したい金属を浸し、電気を流さずに化学反応を利用して、薄膜を形成させせる加工方法です。用途として、遮光板や離型性が必要な治具などに使用されております。

【対応可能な無電解鍍金（メッキ、めっき）】
ニッケル（Ni）：無電解Ni、無電解Ni（黒） 金（Au）：無電解Au、 無電解Ni-PTFE（潤滑鍍金、テフロン鍍金）、

【対応可能な鍍金（メッキ、めっき）工法】
■ラック（吊り下げ） 製品サイズ・板厚に合わせて専用の治具に固定して保持しながら、鍍金（メッキ、めっき）加工を実施致します。

単体での作業も対応しておりますが、平井精密工業の得意とするエッチング加工後に、シートを吊り下げて鍍金（メッキ、めっき）加工する事が多いです。シートを吊り下げて作業＝シート枠にラック掛けする為、必要な製品自体には振れること無く、鍍金（メッキ、めっき）作業出来ますので、高品質に仕上げる事が可能です。

■バレル鍍金（メッキ、めっき）
比較的小さいサイズの製品を多量に、バレル（樽）の中に入れ、バレルを回転させながら、メディアを通じて電気を通し、鍍金（メッキ、めっき）の被膜を形成させます。ご依頼数量が多い場合にはコストメリットを出せますが、製品同士が接触してしまったり、共ズレによるキズ・変形のデメリットが有ります。

■特殊鍍金（メッキ、めっき）・部分鍍金（メッキ、めっき）
部分的に鍍金（メッキ、めっき）の被膜を形成させる事が可能です。「部分的にめっきをしたい」「片面ずつ異なるめっきをしたい」「片面に多種のめっきをしたい」などのご要望を頂く事が有ります。非常に難易度の高い加工になりますが、これまでに培ったノウハウを活かし、これらのご要望に出来る限りお応えさせて頂いております。

対応可能部分鍍金（メッキ、めっき）

ニッケル（Ni）：部分Ni（半光沢）、部分Ni（光沢）
金（Au）：部分軟質Au、部分硬質Au
銀（Ag）：部品Ag（無光沢）
銅（Cu）：部分Cu（光沢）
錫・すず（Sn）：部分Sn（無光沢）、部分Sn（光沢）
ニッケル（Ni）、パラジウム（Pd）、金（Au）：部分PPF（Ni/Pd/Au）

その他、すでに部分Ag鍍金（メッキ、めっき）してある製品に対して鍍金（メッキ、めっき）を剥離し、違う鍍金（メッキ、めっき）エリアとして、新たに部分Ag鍍金（メッキ、めっき）を施工した実績もあります。こういう加工が出来ないかなどあれば、一度ご相談ください。

鍍金（表面処理）については「表面処理加工」をクリックして下さい。

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