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エッチング加工 エンコーダー

エッチング加工 エンコーダー 表面処理     黒染め処理  黒処置  黒染め加工

平井精密工業では、得意のエッチング加工にてエンコーダーの作製をさせて頂く事が有ります。
エンコーダーとは、回転角や直線変位を符号化するセンサーとなり、アナログ信号をデジタル信号に変換する装置等に使用されます。回転型(回転を検知する)の エンコーダーは、ロータリーエンコーダーといい、直線型(直線変位を検知する)のエンコーダーは、リニアエンコーダと呼ばれます。センサーの検出方式は磁気式や光学式があります。
エンコーダーは高い精度で迅速に動作させる必要がある装置(主にモーターで動いている装置)に使用され、組み立てロボット、溶接ロボット、搬送機、マシニングセンタなどに搭載されております。

エッチング加工では、エンコーダーの外形サイズ、スリット幅、角度等、ご希望のデザインに応じ加工を行う事が可能です。

【エンコーダーの材質について】 SUS(ステンレス)、リン青銅など

【板厚について】 t=0.1㎜~

【エッチング加工時の穴径、スリット幅について】 一般的にエッチング加工では、板厚と同等の穴やスリットの作製が出来ます。例えば、板厚0.1㎜の場合、スリット幅0.1㎜となります。 ただご希望の規格によっては板厚以下の加工も実現が可能な為、ご相談を頂けますよう宜しくお願い致します。

【エッチング加工でエンコーダーを作製するメリット】  
平井精密工業のエッチング加工は金属を腐食させて加工を行う為、加工による反り、歪を抑えた仕上がりにて作製する事が可能です。また、エッチング加工後に、表面処理の黒染め加工までを一貫して対応し、ご提供を行う事も出来ます。

【黒染め処理について】
平井精密工業の黒染め処理は、Cu(銅)系、SUS(ステンレス)系での対応が可能です。Cu(銅)については素材状態のまま、黒染め処理を行う事が出来ます。またSUS(ステンレス)の場合は、SUS(ステンレス)の母材にCu(銅)メッキを行った後、黒染め処理を実施致します。 黒染め処理は、薬液中の不安定な状態の酸素が銅に付着する事で、急速に酸化され、黒化される仕組みとなります。金属表面に黒色被膜を形成し、反射防止、耐久性の向上に効果があります。また、一般的にはシートでの作業となりますが、ご支給品や単体品への対応も可能です。全面黒染めが通常作業となりますが、ご要望によっては部分黒染めも対応する事は可能です。

黒染め処理以外の黒処理についても、協力メーカーのネットワークを持っております。ご使用目的をお伝え頂く事で、複数のご提案をさせて頂く事が可能となります。

 

仕様詳細