レーザーマーキング
レーザーマーキング 刻印 レタリング
【レーザーマーキングとは】
レーザーマーキングとは、レーザー光を金属や樹脂などの対象物に照射する事で、表面状態を変化させ、刻印(レタリング)を行う加工技術です。印刷などと比較して、レーザーマーキングは対象物を直接変化させている為、刻印した文字、ロゴ、コードなどが消えにくい事が特長です。
またレーザー光の波長により加工可能な材質や用途が異なります。平井精密工業では、様々な材質に対応しております。
【レーザーマーキング加工を対応可能な材質】
ステンレス、銅(合金含む)、アルミ、チタン、鉄、超硬(タングステン系)、ニッケル、鍍金材料、セラミックス、ポリイミド、石英、各種樹脂(アクリル、ABS、PCなど) 、ソーダガラス、高透過ガラス、ホウケイ酸ガラスなどが対応可能です。
上記以外の材質についてもご協力出来る可能性がありますので、まずはご相談下さい。
【対応可能な板厚】
t=0.1mm~40mm
※t=0.1mm以下は仕上がりの具合に関してご相談させて下さい。
【製品サイズ】
加工対象のサイズは、330X430mmまで対応可能です。
レーザーマーキングの加工エリアとしては160mm×160mmまでとなります。
【印字サイズ】
0.1㎜~120㎜まで対応可能です。
【刻印内容】
QRコード、マトリックスコード、バーコード、英数字、記号、漢字、イラスト、図形などが対応可能です。
【レーザーマーキングの特徴(金属)】
■端面への刻印も対応実績有ります。
(高さ制限がある為、要相談となります)
■加工条件にて色目が調整、変化させる事が対応可能です。白、茶色、黒など識別しやすい色目に調整させて頂きます。
■レーザーマーキングによる深度は数μ程度となり、ワークへのダメージは、ほとんど有りません。
ただし、板厚が薄い(t0.1㎜以下)と裏うつりする可能性が有ります。
■ご支給品へのレーザーマーキングも対応しております。支給品の形状によっては、治具へ設置して位置合わせによるレーザーマーキングも対応しております。
■連番でマーキングが必要な場合にメリットを出す事が出来ます。
【レーザーマーキングにプラスアルファ】
刻印をもっと見やすくしたい、反射を抑えてカメラで読み取りやすくしたいなどの場合に、 エッチング加工やブラスト加工で金属表面を荒らした表面にレーザーマーキングする事で、読み取りの改善が期待出来ます。
【レーザーマーキングのメリットまとめ】
■視認性が良い。
■QRコードや通し番号の対応がしやすい。(トレーサビリティ管理)
■対応可能な材質が多い(金属・樹脂・ガラスなど)。
■自動制御で加工する為、品質が安定している。
【レーザーマーキングのデメリットまとめ】
■掘り込みでは無い為、ご使用用途によっては、刻印(レタリング)が消える、薄くなる可能性が有る。
■加工範囲は小さいですが、局所的に熱歪みや裏うつり発生の可能性が有ります。
細かい文字については、大きさをご相談させて頂く場合がございます。
■大量の文字を刻印するのには向きません。その場合はエッチング加工による掘り込みもご検討下さい。