加工技術・素材・製品名から見る加工事例

貼付、接着加工 フィルムテープ打ち抜き加工 スクリーン印刷

貼付・接着加工 フィルムテープ打ち抜き加工  スクリーン印刷

【貼付、接着加工】

平井精密工業では、貼付加工部門にてエッチング加工品や機械加工品に限らず、ご支給材、ご支給部品など、あらゆる金属加工製品に対して、テープ貼付・接着加工の対応を行っております。
物と物を接合する加工技術はネジやボルト・リベット・溶接などが有ります。しかし、部品数が多くなると重量が増えたり、応力に耐えられず強度が不足する事が有り、 また素材によっては溶接加工出来ない等の課題が挙げられます。 近年では接着剤の高機能化に伴い、航空機や自動車など接着剤による接合があらゆる部分で多く採用されております。ジャンボジェット機の組み立てに使用される接着剤重量は1トン以上と言われているそうです。
その他、小型・軽量化が進んできた小型電子機器などの半導体部品においても様々な接着技術が採用されており、液状接着剤以外に厚みが管理しやすい、接着シートが使用されております。

平井精密工業にて行っている貼付の加工技術を紹介致します。

 

【QFNリードフレーム用裏面テープ貼付け】

QFN(Quad Flat Non-lead)と呼ばれる小型パッケージは、軽量・小型化が進むモバイル機器を中心に使用されています。一括封止時の樹脂漏れ防止として、リードフレーム裏面にポリイミドテープをテーピングして供給させて頂きます。粘着タイプ、熱硬化型タイプ、熱可塑タイプなど様々な種類のテープの対応が可能です。粘着タイプは、治具等の初期イニシャル費用は不要です。熱可塑型タイプは初期イニシャルを抑え、少量・多品種の対応が可能です。ご支給頂いたリードフレームへのテープ貼付も対応致します。

QFNへの貼り付け

 

【接着シート貼付け作業】

半導体パッケージのスティフナー、ヒートスプレッダーをはじめ、各種金属・樹脂材料へ熱硬化型接着シートを仮接着し、供給させて頂く事が可能です。またご要望により、その他部材との貼り合わせ加工も行います。平井精密工業では、真空ヒートプレス機を使用し、放熱板/接着シート間の気泡発生を防止致します。放熱板作製~接着シート貼付けまで一貫しての対応が可能です。ご支給部材への接着も可能となります。冷蔵管理が必要な接着シートについては、仮接着状態で冷蔵出荷の対応も実施致します。部材(基板)を接着させ、熱硬化処理(窒素雰囲気)まで対応可能です。その他付加価値として高熱伝導性、導電性接着シートの貼付についてもご相談下さい。

貼り付け

 

【加工例:フィルムヒーター】

エッチング加工で作製した発熱抵抗体を、PETテープ又はポリイミドテープで挟み込み、薄膜の面状ヒーターとして供給致します。

【耐熱温度】  
■PETテープ仕様(約120℃)
■PIテープ仕様(約200℃)

PETやポリイミドテープの厚みについてはお気軽にお問い合わせ下さい。

ヒーター

ヒーター2

 

【加工例:テープ・フィルムの打ち抜き加工】

テープは勿論、ポリイミドフィルム、テフロンシートをピナクル型又はトムソン型を用いてご希望の形状に打ち抜き加工致します。
また、それをエッチング加工品と貼合わせてのご提供も可能です。

テープカット

 

【加工例:薄板製品の貼り合わせ】

形状加工後の取り扱いが難しい金属箔の製品でも、テープに貼り付けておく事で変形リスクを抑える事が出来ます。
そのまま供給も出来ますが、PET・ポリイミドフィルム・金属など違う材料に貼り合わせる事も可能です。

薄板金属

 

【スクリーン印刷、紫外線露光】

ペースト状の接着剤やレジストインキなど、スクリーン印刷機を用いて金属材料へ印刷加工を行います。熱硬化処理・UV硬化処理の接着剤やレジストに対応致します。 

■有効印刷範囲:100mm角(それ以上の場合は要相談)
 ■印刷対象物:金属、ポリイミドなど
※掲載写真はPI+ソルダーレジスト

スクリーン印刷

 

【平井精密工業で貼付加工について】

■試作~量産まで対応致します。
■部品の形状加工~貼付加工まで一貫対応が可能です。
■さまざまな材料メーカーと繋がりがある為、耐熱性、耐薬品性など多様な、ご要望の使用条件に対応出来る、テープ接着剤を準備させて頂きます。

仕様詳細